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4日目 金沢

今日は相棒が兼ねてより来たいと
願っていた金沢21世紀美術館に来ています。

ところがめちゃくちゃ混んでる!!!
延々続く長蛇の列・・・。

コミケ経験者ならともかく
行列な店に入ったことなど
からきしないレベル1の勇者ふには
見ただけで帰りたくなりました。

が、ここに来るのが夢だったです!!
本当に来れるなんて夢みたいです!!!と
終始テンション平常値だった相棒が
キラキラした目でみているのをみると
帰りたいなんて絶対云えないのであります。

テントは持ってこなかったが
いざとなったら段ボールで
ヘーベルハウスを建てることにして
とりあえず腹ごしらえをすることに。

ミュージアム併設のおされなビュッヘへ。
ここも混んでいたが何とか30分で入れました。

背が高いスツールのカウンター席もあったのですが、
着物でしかも短い足族の我々に同情して下さったのか、
足の短い我々でも落ちる心配のない
ゆったり座れる窓際の一番いい席に案内して下さり一安心。

前菜やスープは自由にバイキング形式。
混んでいてメインの料理が来なくても
とりあえずお腹が満たせる。

しかしお腹の空いていた
我々は思わず前菜を取り過ぎてしまい
メインのパスタが来る頃にはお腹いっぱいという悲しい事態に。

庶民の哀しさよ。

デザートは桜アイスフルーツパフェ。


腹ごしらえができたら
行列へいざ!!出陣!!!
割とあっさり30分ほどで入場できた。

そしてこれが相棒が見たがっていた
プールの底に入れる展示物。

しかし天井がアクリル板でふさがれた
小さいプールの底に
ギュウギュウに人がつまっている
その暑さをご想像いただけるだろうか?

おそらく夏季には危険のため
立ち入り禁止になるのではないだろうか・・・。

このようにプールの底に立って溺れているような
不思議写真が撮れるのですよ。

相棒の着物は昭和初期の光沢のある繻子を縞に織り込み
薔薇模様を浮き上がらせている手の込んだもの。
帯は黒地にクロスステッチの薔薇。
帯どめはガラスにインタリオ技法で薔薇を彫ったもの。

ふにの着物は男物の紬に桜の刺繍の帯。
帯どめも桜。

男物の着物は質の良いものがたくさんあるので
おじいちゃんの着物がある人はレッツチャレンジ!!

縫い留めてある袖口を解いて縫うだけなので
1時間もあればおじいちゃんの
形見の着物が自分仕様に。

帯どめもバックも手袋もショールも
アンティークの一点物。
といってもふにが10代から20代にかけて
こつこつ集めたものなので
お値段も着物4000円、帯2000円、
帯どめ800円と3000円、バック3000円、
手袋500円。
といった感じで
着物でお洒落してみたいなという
女の子がちょっと頑張れば買えるお値段。

この日のために東京からホテルに向けて
着物を2人分送っておいたのであります。

旅行先で着物を着るのはちょっと大変だけど
自分のお気に入りのコーディネートで
旅先の風景に収まるのは旅のわくわく感が
確実に5倍くらいになる気がします。

みなさんもぜひ♪

金沢はレンタル着物屋さんもたくさんあって
美術館でも色とりどりの着物を
着た女の子たちによく出会いました。


もじゃもじゃの壁。

何とかの部屋。
天上に切り取られた四角い穴から
空が見える。

そして展示は終わった。。。

15分で見終わるこじんまり感。

断言しよう、
たぶん、金沢人、絶対ここ来ない。

東京人が東京タワー行かないと同じで
小学校の社会科見学とかで来たら
プライベートでは絶対来ないと思う。

あ、でも
平日の昼間にふらっと来て
ぼんやりするにはいいと想う。

箱根彫刻の森美術館クラスを期待していたのだが。

これなら立川駅北口のアートの方が
すごい。
(タダだし)

でも相棒の気は済んだし
これでともかく21世紀美術館には行ったっていえる。

気を取り直して
金沢の街並みを探索。

雰囲気のあるドアがたくさん。



味のあるごみ入れ。
中には本当にゴミが入っていて使われていた。

東茶屋街の路地。
スウェーデンの団体さんがいて
捕まり、写真撮られた。

相棒、ふに、見捨てて逃げる。

町家を解放した休憩所。
かくれんぼうしたい。



川のほとりに
いい感じに苔むした石段を発見!!!

こちらは古い町家を改造した
活版印刷のデザイン事務所。

これから働くところの印刷機君と
出番を待つ活字たち。

 

文化財になっている建物の中が骨董屋さんになっていた。


ふにもこんなところで商売したい。


しばらく歩くとまた町家を改装した休憩所に。
閉館時間を過ぎようとしていたのに
係りのおじさまが丁寧に説明して下さいました。

江戸時代の手毬。
左一番奥の鯛の柄が可愛い。

 

古い手芸屋さんを発見してので入ってみた。
床から天井までうずたかく毛糸が積み上げられている。

やっているようなのですが
お店の方がいません。

何度か呼ぶとやっと奥から
優しそうなおばあちゃんが。

毛糸の卸をしていたそうで
その関係で今もたくさんの毛糸があるそう。
今はもう見なくなった懐かしいかせの毛糸も。

夢中で発掘していたら
「そんなに手芸品が好きなら嫁に来んかね?
42の息子がいるんだけどもどうかね?
あんたあさぁ、嫁に来ればあ、
ここの店がまるっとお前さんのものになるけえ」
「もうちっとまっとけ、今息子けえってくるに」
というわけで坪庭など見せて頂いて待っていると
待望の息子さん帰還。

お母さんにそんなに心配されるんじゃ
どんな人物かと思いきや←失礼
相棒といだいた印象は
別に普通のいいおじさんお兄さんじゃん。
なんで結婚できないんだろうか。
でありました。

ほら、この人、東京から来てるんだって。
今、お前のお嫁に来んかねって話していたんだよ。
と猛プッシュするお母さん。

優しそうな息子さんはそんなお母さんに引くこともなく
ゆっくり見ていって下さいねと紳士な対応。

早く素敵なお嫁さんがみつかるといいデスね☆

そんな会話の結果手に入れた戦利品がこれだ↓

ピンクや赤のプラスチックで出来ている
昭和30年代の指ぬき。

前に店で売っていた時は
美大生がよく指輪として買っていってくれて
すぐに売れてしまった。

箱も可愛い。

糸巻きとクローバータッピ―の箱はいただきました。
おばあちゃん、ありがとう。
お嫁に来れなくてごめんにょ。

毛糸屋さんを出た時には日は暮れかかっていて
しかも予想外に歩いてきてしまった我々にホテルは遠く、
金沢人の暖かいおもてなしの心に触れた身に
余計、夜風が染みるのであります。

そんなとき、何かとても暖かい明かりが。

しかも珈琲と書いてあるということはお茶が飲める!!




中に入った我々をいらっしゃいと迎えてくれたのは何と
ぬいぐるみのような犬の店員さん。
名前は団子さん。

加賀棒茶オレとラム入りチャイを頼んだら
とても可愛い雪だるまクッキーがついてきた。


骨身に染みる温かさ…

小腹が減っていた我々はパンも注文。
お皿可愛い。

もとは古い履物屋さんだったそうで
半分はカフェスペース、もう半分が雑貨屋さんになっています。

本棚が置いてあって自由に読むこともできます。

くつろいだ様子の常連さんがお二人。
親し気に話しかけてきて下さって
初めてきた感じがせず。

弟に手紙をしたためてみる。

東京に来たらぜひうちにも遊びに来て下さいといって
後ろ髪を引かれながら後にしました。

みなさんも金沢に行かれたらぜひ♪

カフェ コラボン

お店の雰囲気そのままの
優しい店長さん(人間)が迎えて下さいます。


向かいにあった素敵な傘屋さん。


なぜか置いてあった巨大な魚オブジェ。
とりあえず頭を突っ込んでみる。

author:, category:お出かけ, 21:07
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